45歳より上の転職活動

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1. 転職の心構え

【 Key 】 転職すると決めたら、迷わず、どんどん進みましょう

45歳を超えた転職は、不安とがっかりと落ち込むことも多いのですが、立ち止まっても良いことはありません!

まずは、皆さまに質問です!!

次の質問にあなたは、幾つ当てはまりますか?

  • 勤務する会社や所属する部門で、「ご自身の存在感」は薄い(ない)と感じる
  • 仕事面、環境面、置かれた状況で「不安」や「焦り」をよく感じる
  • 「不満があるが言い出せないこと」や「納得ができない」と感じることが多い
  • この先(3-5年程度)は、今のままでは「まずい」と感じる
  • 現状を鑑みて、「このままで良いのか?」「今のまま漫然と過ごして良いのか?」と感じる

この質問で4つ以下であれば、現状で我慢して、転職せずにそのまま現職を続けた方が良いでしょう

無理をして転職を選ぶよりも、年齢的に現在の会社や置かれた環境のままで定年を迎えた方が良い場合があります。

転職は、大きな負担も伴います。

転職しても、転職先でうまく馴染めないことが十分に考えられるからです。

場合によっては現状より悪くなる可能性だってあります。

その覚悟を持って、転職するという気概が必要なのです。

そのくらい、「転職したい」という強い理由と動機がなければ、失敗する可能性が大きいものです。

まずは、冷静に考え、自分自身に向き合って熟考し、リスクがあることを理解し、本気で転職するんだという気概がなければ、わたしの経験上で、その先はうまくいかないと考えています。

「そんなことは大丈夫だ!」「絶対に転職するぞ!」と決断できれば、思い切って前に進みましょう。

しかし、いざ転職活動すると時折、心が折れそうになることもあります。

ですが、それを乗り越える覚悟がないと難しいことは心に銘じておいてください。

まずは、心構え3点・・・とても大切です!

  1. 一喜一憂しない。
  2. それぞれの決断は冷静に
  3. 一度決めたら、応募や申請は積極的に動く

一喜一憂はしないこと

50代ではなくとも、応募した案件の審査に落ちることや断られることは日常茶飯事です。

「書類審査に落ちたりこと」「不合格で断られたこと」や「応募した返信が戻らないこと」はたくさん発生し、その都度に一喜一憂しないことです。

不合格の通知や連絡以外にも、スカウト、オファー、オススメなどの案件が届いた場合も、有頂天になってすぐに応募しないことです。

冷静になって、その職種や条件をよく吟味しましょう

なぜなら、多くの場合、スカウトやオファーであっても、あくまでも声掛け程度の連絡に過ぎません。直接個人に対するスカウトやオファーが来ることはとても少ないと心してください。

多くの場合、転職を希望される方や記載された経験上でキーワードが重なる方に対して声掛けして、転職会社がコンタクトを試みている場合がほとんどと考えてください。

スカウトやオファーが来ても、ご自身にある程度適合するような案件が紹介された程度と思ってください。(ここで大喜びは禁物ですよ)

すぐに反応せずに内容や条件を良く確認して、ゆっくりと返信しても遅くはありません。

少し考えてから返信すると「すでに予定数を超える返信があり・・・」のような返信が戻る場合があります。

こちらも、常套句ですから、全く気にすることはありません。(オファーを受信してから、1分以内に返信した場合でも、「予定数を超えた方からの応募があり」の返信があることも・・・ホントかよと思いますよね)

「不合格」「お断り」「すでに多くの方々が」などのメッセージに惑わされずに淡々と転職活動に邁進して欲しいのです。

スカウトやオファーに反応や応募しても、ご自身が自主的に応募された時と同じ選考プロセスになることがほとんどなのです。

スカウトやオファーに返信しても、返答が遅かったり、返答が戻らない、もしくは、定型的な返信文が戻ることが大半なのです。

最近は転職もIT化、システム化が著しく進んでおり、担当者ひとりが多くの候補者に連絡できる環境が整っています。

ボタンひとつで数万人の応募者に情報を送れる状況があるのです。担当者もそのシステムに慣れていないのであれば、なおさらで、その返信どころか、応募者からのメッセージに対して返信できていない状況も十分にあり得るのです。

候補者の登録された情報を確認して、先方の条件に適しているかを確認していることもあります。その条件に合致している場合は、カジュアル面談を提案されたり、履歴書を送って欲しいなどの返信がある場合もあります。

多くの場合は、応募者の状況、条件や内容を確認している場合がほとんどです。

そのような状況であることをまずは、理解した上で転職活動に臨みたいものです。

それぞれの決断は冷静に

オファーやスカウトの中で、提案された条件や職務内容が「適切だ」と感じたり、「良いな」と感じるものが出てきます。

その時は、迷わず返信や応募を積極的に行動してください。ためらったり、考えすぎて応募しないで、掲載期限が来てしまい、応募できないことにならないようにしましょう

転職を始めたばかりの頃は、「これに応募して大丈夫なのかな?」「すごく迷うけど応募することに迷う」ことがしばしば起こります。

最初はオファー、スカウトが来たからとか慌てて応募することもあるでしょう

条件や職務内容を確認して、その内容がよければ迷わず、素早く返信、応募しましょう

ここは思い切って、勇気を持って応募することです。

一番よろしくないことは、あまり気乗りしない条件や職務内容に応募することで、自分自身の価値を下げてしまいます。良い案件が来ないことや不合格が続くとこれでも良いかと妥協したくなるものです。

安易に応募せずに、良いと思える条件をしっかりと冷静に見極めて、応募の可否を判断して欲しいです。

しかし、慎重に判断すぎても、応募して先方からの返信や反応がなければ、先には進めません。

いくら求職者が良いと感じても、応募した企業は返答もなく、書類審査が通過しない場合も多分に発生し、求職者の片思いで終わります。

当然ですが、両思いでないとその先には進めません。その点を忘れてはいけません。少しでも気になる条件や企業があれば、すぐにアタックということを忘れないでください。

慣れてくるととにかく応募した企業から反応がないと先に進めないので、1ヶ月で300社以上に応募することだってあります。

応募者が45歳以上の場合は、そのくらいの意気込みでやらないと成功しないでしょう

現在は転職サイトもシステム化が進んでおり、「1案件ごとじっくりと吟味して応募する」という環境ではありません。

書類審査が通過しないことが増えると、やる気も萎えるのですが、とにかく応募してその反応を見ましょう

お断りや返答が戻らないことで気落ちしたりしますが、恥や外聞もスッパリと捨てて、転職を成功させることに集中するべきです。

恐れずに言うと、たくさん応募することに「恥ずかしい」とか「相手にどう思われるか」のようなプライドは捨てましょうということです。

良いと感じた案件には積極的かつ迅速に応募するべきなのです。

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